北斎漫画と現代漫画
どうも、しえです。
ノマドワーカーのような佇まいで、macでブログ書いてますが、
仕事してません。
昨日、原宿ラフォーレに行った際、
この展示も見てきました。葛飾北斎を身近に感じ、とても良い展示だった。
(気になってたけど、場所知らなくてめちゃラッキー。多分、別の入り口から入ってたら、行かなかった。)
北斎漫画~森羅万象のスケッチ | 太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art
館内は、写真撮影禁止なのでお気に入りを紹介できないのですが、
上記のリンクから展示内容詳細はよくわかると思います。
浮世絵(うきよえ)は、江戸時代に成立した絵画のジャンルである。現代において一般的には多色摺りの木版画錦絵のことを指すことが多い。「浮世」という言葉には「現代風」という意味もあり、当代の風俗を描く風俗画である。
葛飾 北斎(かつしか ほくさい、葛飾 北齋[1]、宝暦10年9月23日(1760年10月31日)? - 嘉永2年4月18日(1849年5月10日))とは、江戸時代後期の浮世絵師。化政文化を代表する一人。
北斎漫画とは、絵本だそうでよくあるこんな浮世絵ももちろんあったのですが、
人々の生活や建物、妖怪まで様々なモチーフを描かれていました。
こんなのとか笑
左上の男性については、「ドヤ顏」と説明されていて学芸員さんの茶目っ気を感じました。これだけじゃなくて、とてもわかりやすい展示でした。
河童とか、いつも想像しているイメージより愛らしくて、微笑ましい。
このフクロウも可愛い。
こんな感じで、北斎図鑑のような絵本を作っていたみたい。
実際に、絵見本帳みたいなのもあった。
その中で、悪魔が書かれていたのだが、西洋のデビルではなくて、
風神雷神のような姿をしていたのが、驚いた。
この象の絵は、絵本っぽいかな。
盲人が象を触って、その姿を掴もうとしているのだが、大きすぎて把握できない。
物事は一部だけでみても、全体はそう簡単に分からないもの。
ということらしい。
本当に一つ一つ面白く、またその線が細く精巧なことに感銘を受けた。
また、ああ、これは漫画と同じ手法だなと強く思った。
白黒と線で、どこに目がいくようにするか。どうバランスをとるか。
風景画で、富士と朝日と人と犬が描かれているものがよかった。
画像リンクが貼れないが、上記のオフィシャルサイトに掲載されている。
実物は、本当にいい。
有名なものは多色なものだと思う。
というか、北斎はどれだけの作品を残したのだろう。
バカと天才は紙一重という。
最近よく聞くのは、一種の変態。
ほんとそれ。
そして、最後に「妖怪」コーナーがあった。
ここで、ゾクゾクっとした。
夫に殺され、その夫と後妻との間に生まれた子に乗り移る、累(かさね)という幽霊。
小野篁(おの たかむら)という人間なのに、地獄に行って十王の補佐官をやっていた人。
みなさんは、こんな作品はご存知だろうか。
北斎が描いた妖怪や人物を現代でも、モチーフとして、漫画として描いていることが
とても感動した。
昔から語り継がれているものに、いつの時代も興味は薄れないんだなと。
また、紹介した漫画がどちらも好きだったので、
ピーンと自分の中で繋がったことが、ワクワクした。
北斎漫画展も、どちらの漫画もとても面白いので、
ぜひ見て欲しい。
そんなわけで、自分の「妖怪展に行きたい」欲が満たされた日でした。